以前に購入したDVD-S657が無改造でリージョンフリー化できるという代物で、今回新しく出たDVD-S663はその後継機のようです。
事前の情報がなかったのでリージョンフリー化できるかどうかは謎でしたが、プレイヤーが手元に届いたので早速試してみると前機種とまったく同じ方法でいけました。手順は以下の通り。
- ディスク取り出しボタンを押して、トレイを明けた状態にする。
- リモコンから「9・9・9・9・0」と入力する。成功すると画面に「地域:0」と教示される。トレイを閉じておしまい。
リモコンから入力するコマンドの最後の数字がリージョンコードに相当していて、任意の番号に設定できます。買った状態に戻したいなら、同じ手順で「9・9・9・9・2」と入力すればOK。
リージョンフリー化前にリージョンコード1のディスクを入れた時の画面DVD-S657とDVD-S663の比較リージョンフリー化に成功した時の画面
上がDVD-S657、下がDVD-S663
本体(前)概観はほとんど同じ。筐体の寸法はまったく同じ。持ってみるとDVD-S663の方が軽い。
本体(後)
注目はやはりHDMI端子が付いた点。DVDを1080pにアップスケーリングさせて再生できます。
今までのD端子(D1/D2)での接続と比べると、全体的にぼけの少ないスッキリとした画質で視聴できます。
その他、変更点
同軸デジタルオーディオ出力、コンポーネント映像出力端子はなくなってます。
ヤマハ製AVアンプと接続するためのリモート端子が付いてます。
SACDの再生機能はなくなってます。
USBポートが付きました。USBメモリから各種ファイルの再生が可能です。
MP3やDivXの他にWMVの再生に対応しました。
音楽CDからMP3をエンコードして、USBメモリへ書き出す機能が付きました。
あと、どちらの機種もファイルメニューは日本語に対応していないため、ファイル名に日本語があると文字化けします。
国内メーカーのDVDプレイヤーで、簡単にリージョンフリー化(正確にはマルチリージョン)できる機種はわりと珍しいです。
無改造なので失敗のリスクもないし、メーカー保証が無効になることもありません。海外のDVDをもってる人はチェックしてみるといいかも。